大学新聞コラム トピックス 近畿大学HP

こんにちは ニッポン!
ジャカルタ(インドネシア)
セイ・スリヤさん(商経学部商学科1年)

セイ・スリヤさん
人とバイクがひしめく街
 
スラマシアン(こんにちは)!
 私の故郷はジャワ島北西部に位置するインドネシアの首都・ジャカルタです。面積661Km2に約910万人が暮らしており、人はもちろん車やバイク、ナシゴレン(焼き飯)やサテ(焼き鳥)などを売る屋台が街中にあふれています。ジャカルタには古くから日本企業が進出しており、日本との関係は深く、車やバイク、電気製品はほとんどジャパニーズブランドです。
 一般的に、生活は地味で倹約な家庭が多く、土曜などの週末以外は家族そろって食事をし、テレビ番組を楽しむ一家だんらんが日常です。しかし、土曜日だけは特別。特に若者達は屋台でコーヒーやパンケーキを楽しみながら、夜通し過ごします。

お薦め料理はサユルアサム
 インドネシアの代表的な料理は、ゆでた野菜にピーナッツバターやトウガラシをからめたガドガドですが、私がお薦めするのは「サユルアサム」という野菜スープ。辛さと酸っぱさが交じり、絶妙な味が最高。私は大好きです。インドネシア料理を出すレストランならどこでもメニューにあるはずなので、機会があればぜひ試しください。

地図
楽しみもある断食
 インドネシアのほとんどの人はイスラム教を信仰しています。イスラム教にはサウジアラビア西部の都市・メッカに向けて1日5回の礼拝、断食、食べ物の規制などの決まりがあります。
 プアサと呼ばれる断食の業は、約1か月間、日の出の礼拝から日没の礼拝が終わるまで、つまり日がある間は飲食をしてはいけないというものです。しかし、日が落ちるとお菓子とお茶を取り、そして1日の断食に入る前の夜中には、普段より豪勢で量もあるごちそうを食べます。さらに断食月が明けると「ルバラン」という祭りがあり、4、5日の休暇やボーナスが出、服を新調したりして、晴れやかにルバランを祝います。
 断食は確かにつらい面もありますが、それだけではなく、ごちそうにありつけたり、業が終われば、休暇があったり、家族や友人たちと出会える機会にも恵まれます。また、この時に過去1年間の悪行をお互いに謝り、許しを乞い、次の1年のあいさつをします。

将来の目標
 私は平成9年3月に来日し、日本語学校で2年間学んだ後、近畿大学に入学しました。まず、海の中の空港に降りたのに驚き、寒かったことを覚えています。日本の街の印象は、清潔で整理され、きれいといったものです。故郷ジャカルタは一時暴動が激しくなり、すごく心配しましたが、現在は平静を取り戻し、安心しています。
 大学では商経学部で学んでいます。今や日本社会にすっかり溶け込み、隅々まで店舗を構えるコンビニの仕組みについてや学部のコンピュータ実習施設MIPSを利用した講義はたいへん興味があります。将来、日本の文化や経済の仕組みを学び、母国との関連が深い日本企業で貿易の仕事をしたいと思っています。
 テリマカシ、サンパイジュンパ(ありがとう、じゃあね)。


( 近畿大学大学新聞 第412号 平成12年3月25日 )
バックナンバー